自律神経失調症と仕事
自律神経失調症になった場合仕事はどうすればいいのか。
自律神経失調症になる前のように働くのは難しいかもしれません。同じ仕事量をこなすのは可能ですが使うエネルギーは倍になります。
倦怠感を抱えながら、動悸を感じながら、慢性的な頭痛を感じながら、症状が出ながらの仕事は相当きついですし、周りの人にも伝わらないです。
私は最終的には仕事を辞めてしまいました。車を運転する仕事でしたので、急に動悸がしたり、足が痺れた時に事故を起こしてしまうのではないかという恐怖が強かったからです。
ですが辞めるのは正解ではなかったと思います。というのも辞めても症状を抱えたまま次の仕事を探さなければなりません。決まらないと焦りも出て精神的な圧がかかります。
結果的に治らないということになってしまいます。
治ってから仕事を探せれば1番良いのですが、お金の問題もありますし数ヶ月~1年単位で何もしないのは難しいです。
となるとある程度悪いまま仕事を探すことになります。当然健康な時と比べて出来る仕事が限られてしまいます。満足できる転職は難しくなります。
自律神経失調症であることを上司に告げ、休職、部署異動、時短勤務等考えられる手を打つのが正解かな、と思います。
それらが通じない職場なら辞めましょう。そんなとこにいても治らないでしょう。
原因不明の不調はほぼ自律神経の異常
頭痛がする、息切れがする、動悸がする。明らかに異常が身体に出ているのにどの病院に行っても異常なしと診断される、、自律神経異常の可能性が高いです。(十分に病院で検査を受けましょう。例えば内科では異常無しでも脳神経外科では異常が発見されるかもしれません)
私の場合、足のしびれ、息切れ、動悸、強い倦怠感等決して軽くない症状出ていましたが、10件程の病院で様々な検査を受けても「異常無し」でした。
検査だけでも10万近くのお金が消えていきました。
きついのに病院に行き体力を消耗し、「何もありませんよ」と言われるたびに落ち込み精神力を消耗し、さらには決して安くない医療費を消耗し、これほどしんどいことはありませんでした。いっそのこと「〇〇病ですよ」と言われた方がよほど楽だなと何度も思いました。
【自律神経の異常とは交感神経と副交感神経のバランスの崩壊】
症状があるのに病院で異常が無いとされた場合、最終的には自律神経失調症との診断をもらうことが多いと思います。
自律神経失調症の治療としては一般的には高ぶりすぎた交感神経を抑えて働きの弱くなっている副交感神経を高めていくことが対策になります。
交感神経は戦う神経、副交感神経は休む神経です。
交感神経が働く時は仕事中、悩みを抱えている時など、副交感神経が働く時は眠っている時、リラックス中などです。
この2つの神経は同時に働くことがなく、どちらかが動いている時はどちらかは動きません。どちらかが過剰に働くことは好ましくありません。
シーソーのようにどちらも同じ重さで作用しバランスがとれることが重要です。
現代人は交感神経が多く働き、副交感神経の働きが少なくなりがちです。
これが自律神経の異常を生み出していると言われています。
交感神経の働きを抑え、副交感神経の働きを活発にするには「こうすれば絶対」という方法はありませんが、様々な方法が提唱されてきています。
まずは試して自分に合った自律神経の整え方を見つけることから始めてみましょう。